実績の少ないハイパーコンバージド製品を選んだ理由:主要企業は時代遅れの価格設定
複雑化したITシステムに限界を感じたスコットランドの法律事務所が、サーバ環境の刷新を決断。同社が選んだのは、実績の少ない新興企業Gridstoreのハイパーコンバージドアプライアンスだった。
スコットランドを拠点とする法律事務所MacRobertsは、ラック6架分のサーバとストレージをGridstoreのフラッシュベース4Uハイパーコンバージドアプライアンスに置き換えた。
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ITインフラの主要サイトはグラスゴーとエディンバラにある。中核となるアプリケーションは法律文書システムやクライアント管理システムで、「Exchange Server」「SQL Server」などのMicrosoft製品も使用している。かつてのITインフラは、グラスゴーとエディンバラそれぞれに42Uのラックが3架設置されていた。ラック内には、「HP ProLiant DL580」と「HP ProLiant DL380 G6」が約40台収容されていた。さらに、「HP LeftHand SAN」も収容されているが、IT部長ロバート・クリックトン氏によればこれは「過負荷状態で容量オーバーだった」という。
データ保護に関しては1日に1〜2回しかバックアップが行われておらず、途方もない量のデータを失うリスクを抱えていた。
Gridstoreを選んだ理由
こうしてMacRobertsはこの環境を置き換える案を検討し始めた。具体的な候補に挙がったのはHewlett Packard Enterprise(HPE)、Cisco Systems、EMC、Nimble Storage、Nutanixの製品だ。
だが、クリックトン氏はさまざまな理由でそれらの案を却下した。
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