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iPhoneアプリ開発で「心が折れない」ために知っておくべきこと開発成功に導くチェックポイント(2/2 ページ)

Apple「iOS」用のアプリの開発は、適切なデザインプラットフォームとプログラミング言語の選択から始まり、ユーザーフレンドリーなネイティブアプリの完成に至るまでの多層的なプロセスだ。

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コーディング以外の工程

 コードを書くことはiOSアプリ開発の主要作業だが、アプリ開発ライフサイクル全体の中では比較的やりやすい部分だ。

 コードを書いた後は、それをテストして問題の検出と修正を行わなければならない。Xcodeでは、付属のデバッガーで問題の特定や、制御フローとデータ構造の検証を行い、コードを修正できる。

アプリケーションバンドル

 作成したiOSアプリは、関連リソース一式を含むバンドルと呼ぶファイルシステムディレクトリにパッケージ化する。バンドルの中心は、コードをコンパイルした実行可能ファイルだ。アプリ名に.app拡張子を付けたファイル名が実行可能ファイルの名前になる。

 バンドルに含めるファイルとしては他に、OSが使用するメタデータが入った情報プロパティリストファイル、画面にインタフェースを表示するためのストーリーボード、ホーム画面アイコンやロード中の一時イメージなどのイメージ、サウンド、ビデオのファイルがある。

 また、カスタムデータファイルを追加したり、言語ごとのサブディレクトリにローカライズリソースファイルを追加したりもできる。アプリ設定を定義するオプションのバンドルファイルを追加して「設定」アプリからUI要素の設定も可能だ。

UIデザインと使い勝手

 iOSアプリは、単にファイルをバンドルにまとめればいいというものではない。成功するアプリを開発するには、全ての工程でUIデザインと使い勝手が重要になる。

 スクロールやズームを駆使しなくても、ユーザーがコンテンツを表示、理解して操作できるようにし、テキストを読みやすくする。タッチ機能にも対応し、なるべく少ない手順で目的の操作を実行できるようにデザインするのがユーザーの使い勝手の向上につながる。

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