あと3年もないWindows 7サポート終了、Windows 10移行時の課題とは?:働き方改革のためのWindows 10活用【前編】
2020年1月に迫った「Windows 7」サポート終了。多くの企業は「Windows 10」への移行を迫られている。スムーズに移行するにはどうすればいいのか? ポイントを解説する。
現在、企業が利用するクライアントPCのOSとして、圧倒的なシェアを誇る「Windows 7」。その後継となる「Windows 8」や「Windows 8.1」がリリースされた後も、さらには革新的なコンセプトを掲げて「Windows 10」が登場した後も、多くの企業はWindows 7のクライアント環境を維持・運用し続けている。
その多くは、かつてビジネス向けのクライアントOSとしてやはり圧倒的なシェアを持っていた「Windows XP」のサポート切れに伴い、Windows 7へとクライアントOSを移行したケースが占めている。そして再び、同じ事態が訪れようとしている。Windows 7のサポート期間が終了するまで、いよいよ3年を切ったのだ。
「まだ3年もあるではないか」
こう考える人もいるかもしれないが、かつてクライアントOSの移行プロジェクトに一度でも関与したことがある方なら、クライアントOSの移行には膨大な手間と時間がかかることは身に染みているはずだ。実際には、そろそろ「ポストWindows 7」について具体的な検討を始めておかないと、サポート切れのタイムリミットに間に合わない可能性も出てくる。
では、次期クライアントOSへの移行をスムーズに運ぶには、具体的にどのようなポイントを押さえる必要があるのだろうか。
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