十分に進化した生体認証は“手に埋め込んだチップ”すら不要:生体認証はどこまで進むのか
英国人の4分の1は、20年後には手に埋め込んだチップで決済するようになると考えている。さまざまな技術や方法が提案される中、将来主流となる決済方法は何だろうか。
2037年までに、英国の消費者のおよそ4分の1が、自身の手に埋め込んだチップを使って商品の支払いを行うようになるだろう。
Nationwide Paymentsの調査によると、回答者の23%が、このチップが生体認証による決済の主流になると答えている。これに対し、58%は指紋認証が主流になると考えている。
とはいえ、2000人を対象とした同社の調査では、新旧さまざまな決済方法が混在すると予測されていた。半数以上の回答者は、2037年になってもデビットカード(56%)とクレジットカード(53%)が用いられると答えている。また現金が使用されるとする回答者が43%、スマートフォンやスマートウォッチを挙げた回答者も55%あった。
Nationwide Paymentsで決済部門のディレクターを務めるポール・ホーロック氏によると、住宅組合は生体認証による決済システムを開発しているという。「生体認証などの新しいイノベーションも、将来を見据える過程に含まれている」
生体認証技術が進化して広く受け入れられるようになれば、物理チップさえ所持する必要がなくなる可能性がある。
テキストメッセージングの発明者で未来学者のイアン・ピアソン氏は、非接触型テクノロジーは通過点にすぎないという。
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