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テレワーク導入企業が直面するセキュリティ問題にどう取り組むか?事例で分かる、中堅・中小企業のセキュリティ対策【第15回】(2/2 ページ)

働き方改革の旗の下、政府はテレワーク制度の普及を推進しています。持ち出したモバイルデバイスをオフィス以外の場所で使う際に必要となるセキュリティ対策について解説します。

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テレワークを活用する企業が直面するセキュリティ問題

 例えば自社内やオフィス環境では、しっかりとセキュリティ対策を施していたにもかかわらず、在宅勤務中の従業員のPCがウイルスに感染してしまい、社内LAN全体にまで拡散してしまう事態が起きる可能性は否定できません。あるいは、ウイルスに感染した端末が踏み台となり、社内の機密情報や重要情報の漏えいにつながる恐れもあります。テレワークが原因で多大な損失を被ってしまっては、何のためのテレワークなのか分からなくなります。

 IT活用による利便性の向上には、必ずリスクが付きまといます。テレワークを推進する企業は、必ずセキュリティ対策もセットで考えなくてはいけません。

 初めてテレワークを導入する企業が最低限取り組むべきセキュリティ対策には、どのようなものがあるでしょうか。大別すると、次の3つになります。

  • 技術的な取り組み
  • 仕組みやルールに関する取り組み
  • 人に対する取り組み

 今回は「技術的な取り組み」に絞って説明します(次回以降で、仕組みやルールに関する取り組みと、人に対する取り組みについて解説します)。

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