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迫り来るデジタルディスラプター 企業が「最も取り組むべき施策」とは何か?建設業界のCIOが語る(2/2 ページ)

Arcadisの最高情報責任者(CIO)を務めるジャスティン・ライト氏に、建設業界に属する同社の顧客が立ち向かわなければならないデジタルディスラプターによる脅威と、それを支援するための同社の取り組みについて話を聞いた。

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この業界では、どこでデジタルディスラプションが起きると考えられるか

 ライト氏:インパクトの強い例はある。例えば拡張現実(AR)だ。当社が現在取り組んでいることの多くはARが軸になっている。ARを中心としてイノベーションを起こしている業界は多い。現場で非常に複雑な問題が発生し、専門家が必要になったときでも、国内の別の場所にいる専門家にARを通じて支援を受けられる。現場にいる担当者がカメラ付きのヘッドセットを装着すれば、ライブ動画をその専門家に送信できる。専門家は、それを見て指示を送ったり、現場の担当者が見えるように画面上に描画したりすることも可能だ。そうすれば、専門家の移動に伴う時間を減らせる。

 また、ドローン、センサー、カメラを使って建設現場を監視できる。これらを目として使うことで、従来ならデータを得ることが難しい領域でも確認ができるようになる。これまでもそうした情報を得られなかったわけではないが、重要なのはコスト効率よく、迅速に情報の取得が可能になることだ。

 利用が増え始めているもう1つの要素に、機械学習と人工知能(AI)がある。

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