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「さくらの専用サーバ」の実運用から読み取く オンプレミスサーバ運用の極意とはオンプレミスと共に生きる企業のインフラ(2/2 ページ)

さまざまなクラウドサービスが登場し、自社でサーバを持つ以外の選択肢が増えている。だがその中で、あえてサーバ管理を続ける覚悟をした企業に向けて、サーバ保守の効率化のポイントを解説する。

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電源管理による効率的な収容設計

 次にラックの収容設計について紹介しよう。ラックの収容設計、つまりサーバをラックにどれだけ詰め込むかを検討するとき、さくらインターネットが考慮している要素が幾つかある。ラックには積載できるユニット数や重量に制限があるが、よほど大きくて重い機器でない限り、通常はラックの許容限界に到達することはほとんどない。大体はラックに引き込んだ電源の消費電力が上限となり、これ以上機器を積載できないと判断する場合がほとんどだろう。

 この「ラックの上限を示す値」である電力の指標を、ベンダーが公表する「最大消費電力」で計算していないだろうか。少なくとも筆者の経験上、そうした例が多々あった。ここに意外な落とし穴がある。

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