特集/連載
DDoS攻撃はなぜ秋に急増するのか? “ゲーマー学生”原因説も:理由と対処法を整理
分散型サービス拒否(DDoS)攻撃は秋に急増する傾向があるという。なぜこのような現象が起きるのだろうか。DDoS攻撃の対処法と併せて考える。
Kaspersky Labの分析によると、分散型サービス拒否(DDoS)攻撃は通常、夏の数カ月は活動が低下し、9月頃に増加する傾向があるという。DDoS攻撃にこのような傾向があるのはなぜだろうか。他にも企業が注意すべきDDoS攻撃パターンはあるのだろうか。
併せて読みたいお薦め記事
「DDoS攻撃」の傾向を探る
連載:進化する「DDoS攻撃」にどう挑むか
- 「Mirai」だけが脅威ではない 今こそ「DDoS攻撃」に注目すべき4つの理由
- 「DDoS攻撃=大規模攻撃」は勘違いだった? 実際の攻撃手法はこれだ
- 「クラウド型DDoS攻撃対策サービス」を賢く選ぶ“3つのポイント”とは?
大学生が寮に戻り、高速で大容量のインターネット通信を始める9月に、DDoS攻撃が加速する傾向があることが分かっている。ブロードバンドが今ほど普及していない時代にはもっと顕著だったが、今も同様の傾向が続いているようだ。
この傾向は、学生がオンラインビデオゲームで遊ぶ時間が増えることが、多少なりとも関係している可能性がある。ビデオゲームの対戦相手にDDoS攻撃を仕掛けることを望むプレイヤーが存在するためだ。
ただし理由は他にもたくさんある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.