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「IBM AIX」をそのまま使いつつクラウドのメリットを得る方法:最新技術の導入と高可用性を同時に実現
オンプレミスのレガシーシステムが長い間稼働する最大の理由は「システムの安定性」だ。このメリットを維持しながら、AIやIoTといった最新技術を導入しやすいクラウドに移行するにはどのような方法があるのか。
オンプレミスで稼働するレガシーシステムのクラウド移行を急ピッチで進める企業は少なくない。しかし、基幹システムをクラウドに移行するとなると、相応の覚悟が必要になる。現在順調に稼働しているシステムにわざわざ手を加えて不具合が生じれば企業経営に関わる。また、クラウド移行に合わせて現状とは異なるサーバOSに変更するとなると、既存のアプリケーション資産を新システムに移行する負担も大きい。
基幹システムとしてIBMのサーバハードウェア「IBM Power Systems」とそこで稼働する「IBM AIX」(以下、AIX)を長年にわたって使い続けている企業は少なくない。こうしたオンプレミスの基幹システムは、セキュリティが高く安定している。現在も基幹システムが順調に稼働する企業にとっては、基幹システムをクラウドに移行しつつ、AIXをそのまま使い続ける形が望ましい。
どうすればそれが実現できるか。次ページで説明する。
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