Dockerで簡単に試せるOSSのローコード開発ツール「Budibase」:多彩なデータソースを利用可能
オープンソースのローコード開発ツールが登場した。Dockerコンテナも用意されているので、簡単にインストールして試すことができる。GitHubには日本語READMEも用意されている。
「Budibase」はオープンソース(ライセンス:GPL v3)のローコード開発ツールだ。
Webを中心とするヘルプデスクアプリケーションや顧客/ユーザーとの対話ツールなど、インタラクティブ性と入出力レートが高いアプリケーションを構築するならばBudibaseを検討してみる価値がある。Budibase社によると、このツールは在庫管理プラットフォームや応募者追跡システムなどの構築にも適しているという。
Budibaseは「PostgreSQL」「MySQL」「MongoDB」「Amazon S3」「Apache CouchDB」「Airtable」などの外部データソースに接続してデータをフェッチし、クエリできる。REST APIを使ってデータを取り込むことも可能だ。
組み込みデータベースもある。
「Budibaseでアプリケーションを作成するのに既存のデータは必要ない。Budibaseの組み込みデータベースとテーブルを使えば、アプリケーションを一から構築できる。CSVをアップロードすることも可能だ。リレーションシップ、添付ファイル、数式など、多様なデータ型と機能から選択できる」(Budibase社)
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Budibaseには、設計や管理を提供するツールもある。
Webhook、トリガー、アクションによって駆動される自動化機能もある。ソフトウェアエンジニアがスクリプトを追加してカスタムチューニングすることも可能だ。
同社は、ブログなどを通じて幅広くオープンに情報を提供している。プロセスマイニングのメカニズム、レガシーアプリケーションの特定とモダナイズ作業、プラットフォームのビルドとリリースに関連するストーリーへのちょっとした「味付け」といった記事がある。
Budibaseには好印象を持った。さて、バディとして仲良くなれるだろうか。
BudibaseはGitHubでダウンロードできる。
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