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ゲーム用だけではもったいない、ゲーミングスマートフォン「REDMAGIC 7」魅力はスペックのみにあらず

Nubiaのゲーミングスマートフォン「REDMAGIC 7」は、こだわり抜いた冷却機構やゲームに特化した機能が特徴だ。もちろんゲームにも向いている。

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 PCでしかできないと思っていた機能がポケットに収まる端末に搭載されつつある。

 「REDMAGIC 7」(日本では2022年4月18日出荷開始)には、従来のモバイル機器には例のないPC風の機能が多数搭載されている。この製品を特徴付ける内蔵式高速ターボファンや放熱素材へのアプローチはヘビーユーザーにアピールする可能性がある。

 REDMAGIC 7のターゲットはホームユーザーだが、6.8型の大画面(8型画面の登場も待ち遠しい)は企業でも利用価値がある。画面のリフレッシュレートは165Hzで、720Hzのマルチタッチポイントタッチサンプリングレートは7.4ミリ秒のレスポンスを実現する。

 CPUは高速な「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 1」で、Android 12ベースのカスタムOS「REDMAGIC OS 5.0」を搭載する。

 ブランド名は「REDMAGIC」となっているが、製造しているのはNubia Technologyだ。

外観と操作性

 設定変更がシンプルでも容易でもないスマートフォンがあることを考えると、REDMAGIC 7を際立たせているのはその順応力だ。大画面はテキスト編集の用途でも魅力的だが、もちろん休憩時間の気晴らしにも向いている(端末の角に特殊なデュアルショルダートリガーがある)。

 母国以外ではフル機能を提供しない中国製スマートフォンもある。その点、REDMAGIC 7は問題ない。

 端末のデザインは「Supernova」(透明)、「Obsidian」(黒)、「Pulsar」(グラデーション)の3種類で、サイズは78.33×170.57×9.5ミリ。215グラムなのでかなり重いが、重過ぎるという感じはない。

  • メインメモリ12GBとストレージ128GB(12GB+128GB)
  • メインメモリ18GBとストレージ256GB(18GB+256GB)

のモデルがあり、6GBの仮想メモリを拡張できる。

 指紋センサーは心拍数検出機能を兼ねており、さまざまなユースケースに応用できる。

 REDMAGIC 7ではカメラは主役ではない。品質は優れているがHuaweiのLeicaカメラ搭載機のようにカメラを主役に据える製品ほど華やかな品質ではない。望遠レンズはないがズームは可能なので、普段使いには問題ない。

 最低価格は約500ポンド(訳注)だ。使用頻度が高いなら、バッテリーは6時間ぐらいしか持たない。付属の65ワット急速充電器を使えば25分でフル充電できる。

訳注:2022年4月19日時点の為替レート換算では約8万2700円。日本公式サイトでの税込み販売価格は当初12GB+128GBモデルが9万1000円、18GB+256GBモデルが11万6000円だったが、2022年5月時点では12GB+128GBモデルが在庫切れ、18GB+256GBモデルが12万8000円。

 最後のポイントはヘッドフォンジャックがあることだ。今や多くの人がワイヤレスイヤフォンを持っている。だが、ヘッドフォンジャックを歓迎するユーザーも多い。

 ゲームをはじめとする家庭用エンターテインメント面でREDMAGIC 7を無視することはできない。企業で使う「メインスマートフォン」として考えても十分な多様性がある。

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