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現代のITインフラ運用が大変になった“端的な理由”ITインフラ運用が楽になる4つの方策【前編】

ITインフラの複雑化やデータ量の増大など、企業の運用担当者はさまざまな課題に直面している。この傾向は企業が「どこからでも」仕事ができる体制を目指しているため、ますます加速している。

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 企業でITインフラと運用(I&O:Infrastructure and Operations)を担当する部門にとって、自社のITシステムの管理は難しくなる一方だ。特に、レガシーなITインフラと、現代的なアーキテクチャのITインフラを両方とも維持することは難題だ。しかも、I&O部門にとっての課題はこれだけではない。

現代のITインフラ運用者が置かれている状況とは

 企業が扱うデータやITインフラの規模は拡大している。それに伴い、企業はテレメトリーデータ(監視や分析のために収集する、システム稼働状況に関するデータ)の監視を強化しなくてはならない。

 データからビジネスに有用な洞察を収集するために、自動化や、機械学習などの人工知能(AI)技術を利用することも求められている。

 それに加えて、企業は従業員がどこからで仕事ができる仕組みを構築する「Anywhere Operations」を目指すようになった。これらの要因で、ITインフラの運用管理はますます複雑になっている。企業のI&O部門は、新しい技術を使ったイノベーションと、サービスの改善を両立させるという重圧にさらされている。


 中編は、I&O部門が取り組むべき方策4点のうち2点を紹介する。

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