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ソーシャルメディアの信頼度トップはYouTube Gartnerが指摘するブランド戦略の新基準「たくさんアクセスしてもらえればOK」は終わり?

Gartnerは、ソーシャルメディアの信頼度に関する調査結果を発表した。調査では、最も“正確な情報源”として信頼されたソーシャルメディアとしてYouTubeが首位に立った。この結果は、マーケターが重視すべきは「可視性」よりも「信頼性」だという。

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 Gartnerは2025年7〜8月、米国の消費者365人を対象に「正確な情報を発信するソーシャルメディア」を尋ねる調査を実施した。その結果、最も多く選ばれたソーシャルメディアは「YouTube」(61%)だった。

他に選ばれたソーシャルメディアは?

 YouTubeの次に選ばれたソーシャルメディアは、「Reddit」(47%)、「Instagram」(32%)だった。

 人工知能(AI)が生成する情報に対して消費者の受け止め方が分かれつつある中、企業やブランドにとっては、「どのソーシャルメディアであれば、よりアクセスしてもらえるか」と合わせて、「どのソーシャルメディアは信頼できる情報源として認識されているか」が、より重要になっている。

 「ソーシャルメディアや検索のエコシステムにおいて、信頼性が重要な価値であることを認識する必要がある。検索順位をどう高めるかだけでなく、ターゲットとなる顧客層から信頼されているソーシャルメディアへの投資を優先すべきだ」。Gartnerのクラウディア・ラターマン氏(ディレクターアナリスト)はこう述べている。

 同氏は、AI主導の検索環境下では「ソーシャルメディアで発信するコンテンツの権威性と真正性を確保することが、企業やブランドの評判や価値を守る。長期的な価値を築く上で不可欠だ」と強調する。「ユーザー数の多さ」や「コンテンツの拡散力」といったソーシャルメディアの「可視性」のみを追求する従来型のソーシャルメディア戦略ではなく、「消費者の信頼を獲得する発信基盤」への選択と集中が求められる。

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本記事は制作段階でChatGPT等の生成系AIサービスを利用していますが、文責は編集部に帰属します。

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