【基本情報技術者試験】サイバー攻撃からWebサーバを守る「WAF」の機能とは?:『【令和8年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者』出張版
ITの基礎理論から経営・マネジメントまで幅広い知識が問われる国家資格「基本情報技術者試験」。IT担当者が直面しやすいテーマを取り上げ、図解を交えながら実践的な知識を解説します。今回は、技術的セキュリティ対策のうち、外部の攻撃者から自社のサーバを守る「ファイアウォール」や「WAF」などの仕組みを解説します。
書籍紹介
【令和8年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集
著者:高橋 京介
SBクリエイティブ 1997円(税込み)
圧倒的な高評価! 3年連続・売り上げ 第1位!
絶大な支持を得ている「基本情報技術者試験」対策本の令和8年度(2026年度)最新版です!
最新の『シラバス 9.x』にも完全対応。2026年度の最新傾向も反映!
技術的セキュリティ対策
技術的セキュリティ対策とは、技術的な手段によって引き起こされる脅威への対策≫です。基本情報技術者試験では、攻撃者からサーバを守るための「3つの壁」がよく出題されます。3つの壁とは「ファイアウォール」「IDS(アイディエス)/IPS(アイピーエス)」「WAF(ワフ)」です。
【1つめの壁】ファイアウォール
1つめの壁はファイアウォールです。ファイアウォールとは、インターネットを通じた不正アクセスから社内ネットワークを守るための仕組みです。
ファイアウォールは下図のように、外部ネットワーク(インターネットなど)と内部ネットワーク(社内ネットワークなど)の間に設置されます。通常、ファイアウォールは、ルーターの機能の1つとして搭載されています。
パケットフィルタリング型ファイアウォール
ファイアウォールのうち、パケットのヘッダー情報(ポート番号やIPアドレス)を見て、不正アクセスを判断するファイアウォールのことを「パケットフィルタリング型ファイアウォール」といいます。不正アクセスと見なされたパケットはファイアウォールを通ることができません。
【2つめの壁】IDSとIPS
2つめの壁は「IDS(アイディエス)」と「IPS(アイピーエス)」です。いずれかを、2つめの壁として使用します。
IDS(Intrusion Detection System:侵入検知システム)とは、サーバに対して外部から不正アクセスがあった際に、システム管理者に通知を行うシステムです。一方、IPS(Intrusion Prevention System:侵入防止システム)とは、サーバに対して外部から不正アクセスがあった際に、システム管理者に通知を行うと同時に、そのアクセスを遮断するシステムです。
つまり、IDSがシステム管理者に通知を行うだけなのに対し、IPSは通知とアクセス遮断までを行います。
【3つめの壁】WAF
3つめの壁は「WAF(ワフ)」です。WAF(ワフ:Web Application Firewall)とは、Webアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃からシステムを守るための仕組みです。WAFが守るのは社内システムの中の「Webアプリケーション部分」です。
WAFでは、さまざまな「不正アクセスの特徴」をリスト化してパターンファイルにまとめておきます。そして、Webアプリケーションに対するアクセスを監視して、攻撃とみられるパターンを検知したときにそのアクセスを遮断します。
※この記事はSBクリエイティブ刊『【令和8年度】 いちばんやさしい 基本情報技術者 絶対合格の教科書+出る順問題集』から、アイティメディアが出版社の許可を得て一部加筆編集の上、転載したものです(無断転載禁止)。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.



