「予見力」で学ぶデータの本質──分析を武器にする企業とはBusiness Intelligenceの先にある「Business Analytics」へ

過去を見える化するだけのBIでは、本当の意味で情報を活用していることにはならない。「分析」を企業の武器にするためには、さらに踏み込んだ未来を予見する基盤が必要だ。

2011年08月31日 00時00分 公開
[ITmedia]

 回復の兆しが見えない企業を取り巻く経済状況。そのような中で、企業のITシステムには、単に効率化やコスト削減だけでなく、将来の売り上げや利益を拡大する武器としてのデータ活用が期待されている。その活用方法の1つとして注目を集めてきたのが、BI(Business Intelligence)だ。BIは何も新しいITシステムではない。既に20年以上の歴史があるITソリューションだ。

 そのため多くの企業には、何らかのBIシステムが導入されているはずだ。例えば、データウェアハウス(DWH)内の売り上げ情報を定型的にリポーティングするツールがあるかもしれない。また、多次元データベースでOLAP分析を行うツールなども活用しているかもしれない。「わが社ではこれらのBIツールを用いて、『見える化』が実現できている」という企業も多いだろう。しかし、SAS Institute Japan マーケティング本部 ソリューションマーケティンググループ 担当部長の畝見 真氏は、「過去を“見える化”するだけのBIでは、本当の意味で情報を活用していることにはならない」と指摘する。


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