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従業員数1000人以上なら考えるべき選定基準とは

機能とコストの最適解は規模で変わる 組織拡大時のIDaaS選定と見直しの考え方

移行の手間やリスクを理由に、現状の契約をそのまま更新していないだろうか。大企業に求められる要件に応えつつ、中長期のTCOを最適化するIDaaSの選択肢とは。

 SaaS(Software as a Service)の普及に伴い、利便性とセキュリティ対策を両立させるID管理クラウドサービス「IDaaS」(Identity as a Service)の導入が進んでいる。IDaaSの全社展開に際してIT部門が直面しがちな問題が「アカウント増加に伴うライセンスコストの高騰」だ。契約更新のタイミングと従業員数の増加が重なり、想定をはるかに超える利用金額が提示されて頭を悩ませるケースがある。最初のアカウントを導入してから数年も経過すれば、ベースの単価が値上げされている場合もある。

 IDaaSはクラウドサービスや各種アプリケーションの認証基盤として重要な役割を担う。そのため「他社製品への移行は手間や運用のリスクがある」と考えて、利用料が高騰してもやむを得ず支払いを続けているケースが散見される。しかし企業規模が大きいほど、わずかなコスト削減が大きな効果を生む。大企業のIT投資においては、高額なコストを許容し続けることが賢明な判断とは限らない。

 本稿は、IDaaSのコスト高騰に悩む大企業に向けて、コストパフォーマンスに優れた認証基盤を選定して移行する具体的なアプローチを紹介する。

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