「クラウドファースト」を打ち出す企業は着実に増えきているが、中堅・中小企業への導入はまだまだ進んでいない。中堅・中小企業のクラウド化の壁はどこにあるのか。業界を長年ウォッチしているアナリストに聞いた。
「クラウドファースト」は、もはやただのスローガンではない。「Amazon Web Services(AWS)」や「Microsoft Azure」に加え、国内ベンダーもサービスを充実させ、選択肢も豊富になった。
IT分野のコンサルティングとリサーチサービスを手掛けるアイ・ティ・アール(ITR)では、2008年から企業のクラウド化に関する調査を行っているが、当初はクラウドに対する関心は著しく低かったという。しかし、2010年前後になると先進的な企業がクラウドに関心を持ち始め、2013年ごろから本格的に検討する企業が増えてきた。
ただし、クラウドへの関心が高まっているとはいえ、企業規模によって温度差があるのも確かだ。従業員1000人以上の大企業は積極的だが、それ以下の規模になると、途端に導入意欲が落ちるのだという。中堅・中小企業のクラウド化において、一体何が壁になっているのだろうか。
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