ヘルスケア企業が選んだ「他社製品より40〜70%安いIT基盤」とは?

IT選定においてTCOは何より重要なポイントだ。オランダのAltrechtは、クラウドやオンプレミスなどの競合製品と候補を5年間のTCOという観点で比較・分析し、IT基盤の最適解を見出だした。その驚きの導入効果を説明する。

2018年08月08日 10時00分 公開
[ITmedia]

 ヘルスケア企業は、縮小しがちな予算や各国の法規制を受けて、コスト削減が強く求められている。その解決のため、オランダのメンタルヘルスケアプロバイダーであるAltrechtは、マルチベンダー構成のIT基盤をハイパーコンバージドインフラ(HCI)にリプレースした。

 製品選定に当たって、同社が特に重視したのがTCOだ。リプレースに際して、同社は5年間のTCOという観点で、競合するクラウドサービスや他社のHCIを比較検討した。選定した製品に比べ、競合のサービスや製品は約40〜70%も高額になったという。また、バックアップ時間短縮やストレージ容量の大幅な削減などの効果も生まれている。

 コスト面だけでなく、仮想マシン重視のユーザーインタフェースも導入を後押しした。クローニングやバックアップ、移動、復元などを数クリックで実行できるため、ユーザーサポートの負担を大きく軽減し、ITチームが戦略的タスクに取り組む余裕を生み出したのだ。同社の成長の原動力となったプロジェクトについて詳しく見ていこう。

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アイティメディア営業企画/制作:TechTarget編集部/掲載内容有効期限:2018年10月31日