中堅中小企業が成長を考えたとき、海外との取引拡大は重要な選択肢の1つ。ただ、慎重になり過ぎると、知らぬうちにリスクのタネをまいてしまうこともある。
海外オフィスの取引が知らぬうちに取り返しの付かないリスクとして「火を噴いた」――時にニュースを賑わすこともある、こうした海外進出企業の危機はなぜ防げないのか。
国内市場の縮小が確実になりつつある今、中堅・中小企業といえども国内の固定客に依存した取引では先細りしかねない。このためここ数年は、海外取引あるいは海外拠点売り上げの比率を引き上げようと考える企業が増加傾向にある。
だがひとたび海外に目を向ければ、今までとは異なる種類のリスクを考える必要がある。本稿では特に立ち上げ時に慎重に計画した企業ほど見落としがちなリスクへの配慮や商流への対応に効率よく対策する方法を解説する。
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