誰でも分かる「コンテナ」技術、DevOpsを実現する特徴と利点

「Docker」を中心としたコンテナ型仮想化技術は、「DevOps」の実現に一役買うのではないかと注目を集めている。本稿ではその利点を分かりやすく解説する。

2018年09月21日 10時00分 公開
[ITmedia]

 柔軟な対応やスピード感を求められる現代のソフトウェア開発環境では、開発担当者と運用担当者に「DevOps」の重要性を説かれる場面も少なくない。そのような背景の中、コンテナ型仮想化技術の一つである「Docker」が注目を集めている。

 Dockerは、ハイパーバイザー型の仮想化技術と比べ少ないリソースで稼働できる軽量性や、可搬性の高さ、物理や仮想、クラウドなどの環境を選ばず利用できることが特徴だ。これらの特徴の一部はDevOpsの実現に一役買うと期待されている。

 例えば運用担当者は、コンテナを使うことで開発環境を迅速かつ容易にプロビジョニングできる。開発側に独自の環境を提供し、管理も任せることで自分たちの運用工数を減らすことも可能だ。開発側は、構築中のアプリケーションや自分たちが持つデバッグツールを、コンテナを通して運用側に共有できる。開発と運用がより連携を深めることで、より柔軟かつスピーディーなシステム開発を実現するのだ。

 本稿ではコンテナ技術の歴史をたどりつつ、その利点を分かりやすく解説する。

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アイティメディア営業企画/制作:TechTarget編集部/掲載内容有効期限:2018年10月31日