DNA塩基対の解析を高速化、ヒトゲノム研究の最前線を支える次世代インフラとは

医療分野の中でも、データを多用する科学として知られるゲノミクス。近年の目覚ましい発展には次世代型ITインフラも貢献している。米国を代表するゲノム研究機関の事例から、膨大なデータに費用効率よく対処できるITインフラの条件を探る。

2018年09月21日 10時00分 公開
[ITmedia]

 近年、医療分野において、疾病の診断や治療に役立つ発見が次々と生まれている背景には、ITテクノロジーの著しい進化がある。中でも期待される分野であるヒトゲノム解析では、膨大なデータに費用効率よく対処できる方法が確立されつつあり、その研究を後押ししている。

 例えば、米国のゲノム研究機関であるHudsonAlphaでは、毎月1PB以上生成されるデータを効率よく管理、分析するため、システム全体がソフトウェア定義されたITインフラを採用。コンピューティング、ネットワーク、ストレージ、ネットワークファブリックの統合と、解析ワークロードのニーズに合わせたリソース調整を実現している。

 このシステムにより、インフラがコードとしてプログラミング可能となったことで、ソフトウェアやハードウェアのプロビジョニングが迅速化。以前は数日を要することもあったリソースの再プロビジョニングも2時間まで短縮されたという。HudsonAlphaは、どうやってITインフラのコストと時間を削減し、ワークロードを最適化しているのだろうか。

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アイティメディア営業企画/制作:TechTarget編集部/掲載内容有効期限:2018年10月31日