アプリは「継続的な改善」と「効率的な運用」が鍵 作りっぱなしはもったいない開発者が運用も得意とは限らない

アプリをリリースしたものの有効に活用できていない――こういった悩みを抱える企業は少なくない。多額の開発予算を投じてリリースしたアプリなのに、なぜうまくいかなかったのか。問題の原因は「開発と運用の分離」かもしれない。

2019年03月11日 10時00分 公開
[Techtargetジャパン]

 総務省の「平成30年版情報通信白書」によるとスマートフォンの世帯保有率は2017年時点でPCの世帯保有率を上回ったという。今や、ユーザーにとって身近な情報源はスマートフォンになった。

 企業から見ると「スマートフォンで気軽に利用できるアプリ」はユーザーつまり顧客との関係構築に重要な役割を果たすようになったといえる。ユーザーへの定期的な情報配信はもちろん、利用者の行動データを把握することで、より良いマーケティング施策につなげられるなど、企業にとっての重要性は言うまでもない。

 しかしアプリをリリースしたものの「アプリを取りあえず作ってみた」という段階にとどまり、その後の改修や改善にまで手が回らず、開発当初想定していた効果的な活用ができていない企業もある。

 企業がアプリを提供する目的のほとんどが「ユーザーとの接点を持つ」ことだ。ユーザーに使ってもらうためには、使い勝手の良いサービスを常に提供すべきだが、それを実現するのは難しい。

 例えばアプリのデザイントレンドは時間とともに変わるし、新しいスマートフォンの新機能に興味を持つユーザーもいるだろう。スマートフォン関連の技術は日々進化しており、常にそのスピード感に合わせたアプリの運用や改善をしていかなければ「ユーザー離れ」が起こるリスクが高くなる。

 そうならないためには、開発の時点で運用や管理までを見越した動きが必要だ。体制を整え、質の良いアプリを提供し続けるにはどうすべきなのだろうか。


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