イオンイーハートが“1時間”で整えたクラウドセキュリティ体制とは?少人数のIT部門でも手間なく導入・運用

クラウド移行など積極的なIT活用を推進するイオンイーハートに、サイバー脅威の存在を身近に感じる出来事が発生した。計画前倒しでクラウドセキュリティ対策の導入に迫られた同社は、どのような選択をしたのか。

2020年10月30日 10時00分 公開
[ITmedia]

 オンプレミスでのシステム運用は、ソフトウェアだけでなくミドルウェアやハードウェア、セキュリティ対策など、取り扱うべき対象は多岐にわたる。そのため、自社でのシステム運用が不要なSaaS(Software as a Service)をはじめとするクラウドは、少人数のIT部門にとって優れた選択肢になり得る。

 イオングループの一員としてレストランチェーンやテークアウト専門店を運営しているイオンイーハートは、サービス業界で続く人手不足を補い、限られた人数で質の高いサービスを効率的に提供するため、IT化を進め生産性の向上に取り組んできた。SaaSへのシステム移行もその一つだ。

 そうしてクラウド化と同時にセキュリティ強化も推進していたイオンイーハートに、ある日「セキュリティインシデントは自社と無関係ではない」と強く思わせる出来事が起きた。同社を襲ったサイバー脅威はどのようなもので、その後どうクラウドセキュリティを強化したのか。次のページで解説しよう。

※本稿はトレンドマイクロからの寄稿記事を再構成したものです。

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