多くの企業がニューノーマルへの対応を求められる中、情報システム部門への負荷が集中。78.3%が多忙な状況にあり、そのうち約2割は激務に追われているという。2020年9月に実施した「情シス意識調査」の結果から、今日の実態に迫る。
ニューノーマル時代となり、企業を取り巻く環境が激変する中、特に負荷が増大しているのが情報システム部門だ。2020年9月にIT/情シス部門に所属する担当者や管理者を対象として実施した調査では、78.3%が「多忙」と回答。その中でも特に忙しいと回答した22.5%では、泊まり込みなどが発生しているケースもあるという。
モチベーションに関しては49.6%が「高い」と回答。多忙な中でも高い士気によってITインフラが支えられているといえるが、企業規模が縮小するとモチベーションが低下する傾向にある。人員が少ない企業では一時的に過度な負荷がかかっている可能性が高く、担当者と対話するなどのケアが必要となるだろう。
こうした中で人員増加の計画がある企業は24.8%、IT予算を増加する企業は32.4%にとどまった。IT予算は景気予測との連動性がみられ、予算を減らす企業の86.7%が景気の不調を予測している。このほか、本資料では「開発したいスキル」「仕事への満足度」などについても調査し、結果をまとめている。自社の状況を見直す上で参考にしてほしい。
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