ニューノーマルという大きな変化が到来する中、デジタル変革の重要性は理解していても、どう取り組めばよいか分からないという声はよく聞かれる。そこで、先進的に変革を進め、イノベーションを実現する国内大手企業の事例を紹介する。
ニューノーマルでは既存のビジネスモデルが通用しない、新たなビジネスニーズが高まるなど、従来にない事態が予測される。大きな変化に対応するべく、多くの企業がイノベーションを実現する変革に取り組んでいる。そこで、参考となる国内企業の取り組みを紹介しよう。
東日本旅客鉄道（JR東日本）が注目したのは、現場だった。現場社員の声から課題をくみ上げ、その解決につながるアプリを高速開発する仕組みづくりに取り組んだ。外部パートナーのデジタル変革における知見・技術を活用し、12週間で5つものアプリを開発。電車の運転をウェアラブルデバイスで支援したり、電車内の遺失物を関係者間で迅速に共有したりする機能を実装した。
いずれも現場社員が試験の企画から実施、評価までを行っている。この現場主体のイノベーションを、さらに組織全体に広げていく予定だ。本コンテンツでは、JR東日本をはじめ、攻めと守りのITの両立に取り組んだ三菱自動車工業、「宅急便」という柱があるにもかかわらず新たなビジネスモデル「EAZY」を開始したヤマト運輸の事例を紹介している。自社のイノベーション推進のヒントとして活用してほしい。
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