従来の仮想化技術がITインフラの効率性を大きく高めたのに対し、コンテナ技術はアプリケーション開発を高速かつ柔軟にする。だが、その本質にあるのはあくまで「ビジネスにもたらす価値」だ。
コンテナ型仮想化技術(コンテナ技術)は、他のプロセスから実行環境を隔離して、その中でアプリケーションを動作させることができるようにする。これにより異なるサーバで同一構成の開発環境や本番環境を簡単に構築することが可能になる。
デジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させてビジネスを成功に導く上で何よりも大事なのはスピードだ。コンテナ技術が注目されるのも、広範なアプリケーションを高速かつ柔軟に構築できるという期待があればこそだ。
しかし、日本の現実を見ると、興味はあっても費用対効果などの理由でコンテナの活用へ踏み出せない企業は依然として少なくないようだ。次のページでは、迷えるIT担当者に向けて、エンタープライズ環境でコンテナを使う意義について詳しく解説する。
※本稿は、SCSKからの寄稿記事を再構成したものです。
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