13のシステム、10時間のバックアップ作業……JRAはどう効率化を図ったのか膨大なデータでも失敗しないバックアップ

全国で競馬を開催する日本中央競馬会(JRA)の統合IT基盤では13個のシステムが稼働する。システムのバックアップ業務は、管理が煩雑でコストの課題も大きかった。4つに大別された課題を、JRAはどのように乗り越えたのだろうか。

2020年12月10日 10時00分 公開
[ITmedia]

 日本中央競馬会(JRA)は、全国10カ所の競馬場を運営し、ほぼ毎週、最大3カ所で競馬を同日開催する。「勝馬投票券」の発売といった関連業務を支える6つの基幹システムをはじめJRAの情報システムの開発と運用は、JRAシステムサービスが担っている。

 統合IT基盤で動く全てのシステムの膨大なデータを日々バックアップするのもシステム管理部の業務だ。日中の一般業務終了後に夜間バックアップを実施していたが、「管理が煩雑」「時間のパフォーマンスが悪い」「ソフトウェアの乱立」「コストが高い」といった4つの大きな課題があった。

 JRAシステムサービスは、統合IT基盤のアップデートと併せてバックアッププロセスの改善に取り組んだ。4つの課題をどのように解決したのだろうか。


提供:Veeam Software Japan 株式会社
アイティメディア営業企画/制作:アイティメディア編集局

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.