コロナ禍で、テレワークを取り巻く環境は一変した。さまざまな企業が導入の検討を余儀なくされているが、セキュリティの確保がテレワーク導入のハードルとなっている中小企業は少なくない。一体どうすればよいのか。
デル・テクノロジーズ(以下、デル)は2020年7月、従業員100人未満の企業経営者およびIT担当者約1000人に対して、テレワークについての調査を実施した。2020年3月に実施した同様の調査と質問内容は同じだが、3月以降、テレワークを取り巻く環境は激変した。コロナ禍の影響で緊急事態宣言が発出されて外出自粛の期間が続き、多くの企業が在宅勤務を余儀なくされた。7月の調査にはその変化がはっきりと表れている。
中小企業のテレワークの実施率は、3月の13%に対して7月は36%と急上昇した。従業員100人未満の中小企業にICT関連のサポートを行う「デル テクノロジーズ アドバイザー」(以下、DTアドバイザー)の三浦 陽一郎氏(ビジネス営業統括本部 インサイドセールスマネージャー)は、「テレワークというとWeb会議を大規模に導入していないといけないような先入観から、導入していないと答えた企業があると想定しています。実際はもう少し多くの企業がテレワークを導入していると考えられます」と語る。だが、テレワークに踏み切れている企業ばかりではないことは確かだ。
テレワーク導入後のIT機器投資状況について聞いた設問では、最も多かった「PCの手配」に続き、2位に「ネットワークやセキュリティの再設計/構築」が入った。これは、4〜5月に臨時措置として実施したテレワークを解除したものの、企業経営者はその後もテレワークを組み入れた働き方に対応しなければいけないと考えたからだと思われる。PCの手配は、デルのクライアントPC「Dell New XPS 13」などをはじめとした最新PCを導入することが有力な選択肢となる。さらに、従業員がリモートでも安全かつ快適に働くにはセキュリティの確保が欠かせない。
事実、第2波、そして現在も続く第3波によって厳しい状況が続いている。中小企業がセキュアなテレワーク環境を構築するにはどうすればいいのか。三浦氏は「大企業と異なり、中小企業は自社が参考にできる事例が手に入りにくく、どこから始めるべきかが分からない企業が多いと思います。正しい情報を得て、できるところから順を追って始めることが大切です」と語る。本稿では、その具体策を分かりやすく解説しよう。
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