RPAの「導入効果を感じられていない」推進担当者が読むべき指南書とはRPAの本当の効果を発揮するために

RPAを導入したものの結局効果を感じられたのは導入当初だけ。全社展開後に一部業務の自動化の効果にとどまっているという企業は少なくない。RPAを用いて本質的な業務改善を実現する道筋を紹介する。

2020年12月23日 10時00分 公開
[ITmedia]

 これまで人手が担っていた単純作業を自動化するRPA(Robotic Process Automation)は、日本でも利用が浸透してきた。しかし、実際にRPAで仕事が楽になったとの実感を得られていないこともある。

 RPAを導入した企業は、導入コストをなるべく早く回収したいと考える。例えば、効果の出やすいシンプルな作業を自動化するところから始めれば、今まで人手で10時間かかっていたような作業を、RPAのロボットに任せて自動化すれば、すぐにも10時間の時間効率を上げられるだろう。だがRPAで自動化を実現した当初は「手間のかかる作業がなくなり、楽になった」と感じるが、複雑な定型業務を抱える現場では、結局定型業務の一部を自動化しただけにすぎず、結果的に大きな効果を得られていないことも少なくない。

 本来のRPAを導入する目的は業務改善であり、業務自動化はその手段だ。業務改善を目指すにはRPAの活用、定着を促し現場のビジネスプロセスを変えていく必要がある。現在はRPAが単純作業の置き換えで終わる企業と、一歩進んでビジネスプロセスそのものの変革に結び付けられる企業とで二極化した状況にある。本稿は全社的にRPAを導入したが、思ったほどの効果を得られていない企業や、これから本格的にRPAの展開を考えている企業が、これから取り組むべき「組織・人・仕組み・文化・外部パートナー」の5つの側面における改善策を紹介する。


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