「ユニクロ」「GU」を展開するファーストリテイリングで長年にわたりIT部門責任者を務め、同社のグローバル企業への成長をシステム面から支えた岡田章二氏に中小企業のDXにおける課題とチャンスを聞いた。
新型コロナウイルスの影響で人々の生活や働き方が変わり、デジタル化に向けた取り組みが進む中、デジタルトランスフォーメーション(DX)が注目されている。DXの実現に向けた取り組みは、顧客に付加価値をどう提供するか、ITで経営課題をどう解決するかを考え決断するリーダーの存在が不可欠だ。だが、大企業と比較してIT活用に後れを取ってきた中小企業で、具体的なIT戦略を立案し、デジタル変革を遂行するのは容易ではない。
こうした背景を受け昨今はITベンダーやシステムインテグレーター(SIer)も中小企業のDXを支援するためさまざまな支援策を打ち出している。「Dell New XPS 13」などを活用したリモートワークはその一つだ。その中で、こうしたITパートナーと協業してDXに取り組む中で中小企業のリーダーはどのような視点を持てばよいのか。ファーストリテイリングやRIZAPでCIO(最高情報責任者)を歴任し、業務改革やIT推進で活躍してきた岡田章二氏(ISENSE 代表取締役社長)に話を聞いた。
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