日本にKPIという概念が登場して久しいが、いまだにKPIが本質的に機能しておらず、課題意識を持つ経営者もいる。経営と現場を有機的につなぎ、真のデータドリブン経営を確立するために、KPIの仕組みを見直すべき時がきている。
経営計画など、描いたロードマップを実現するためには適切な目標管理と行動評価が必要だ。目標達成度を測るKPI(重要業績評価指標)はそのためのビジネスツールとして重要な意味を持つが、KPIの浸透や定着に課題を抱える企業もある。
各部署が管理しているデータ形式はバラバラで、そのため経営層から分析を求められてもすぐには報告できない。こうしたリアルタイム性に欠ける現状で、組織は十分なパフォーマンスを発揮できるだろうか。
経営管理システムベンダーであるBoard Japan(以下、Board)の篠原史信氏とKPIマネジメントで圧倒的な存在感を示すアットストリームコンサルティングの堀江修太氏(シニアマネジャー)が、KPIマネジメントの課題を生む主な要因とその解決の鍵について語った。
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