テレワーク普及で「ネットワークの存在感」が消滅? セキュリティも変化ネットワークも「クラウドネイティブ」に

多様な働き方を推進する上で企業がつまずきがちなのは、ネットワークとセキュリティをどう変えればいいのかという問題だ。さまざまなパラダイムシフトが起こる中、従来のネットワークとセキュリティ対策はもはや“正解”ではない。

2021年01月25日 10時00分 公開
[ITmedia]

 テレワークの必要性が急速に高まり、企業はクラウドサービスへの移行や新たなコミュニケーション手段の導入、VPN(仮想プライベートネットワーク)帯域の増強など、応急的な対処を進めた。ただし一時的だと想定していた状況は、長期的に継続することが前提になりつつある。こうした中で、ネットワークのボトルネック発生やコスト増、セキュリティの脆弱(ぜいじゃく)性の問題も浮き彫りになってきた。

 オフィスの縮小や移転に踏み切る動きもあり、企業は新しいネットワークとセキュリティの在り方を検討する段階に入った。今後は何が“正解”になるのか。テレワークやクラウドサービス利用を前提にして、ネットワークコストの抑制やセキュリティ強化を実現する取り組みは、どこから始めればいいのか。

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