新型コロナウイルス感染症の影響でテレワークが急速に普及した一方、継続的な運用を実現するには、セキュリティ 対策や災害対策、IT部門の運用負荷軽減といった難題をクリアしなくてはならない。こうした中、求められるITインフラの形とは?
働き方改革関連法の施行といった政府の施策もあって、働き方改革に取り組む企業は少なくない。この潮流を加速させたのが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)だ。感染症の拡大や災害の発生など、将来的なリスクを踏まえてテレワーク体制をより強化する企業もある。
しかし安定して持続可能なテレワーク環境を整備するためには、乗り越えるべき3つの壁がある。オフィス以外の場所から安全に業務を遂行するための「セキュリティ対策」、災害や感染症のパンデミック(世界的大流行)などの有事の際でも継続的に事業を継続するための「BCP」(事業継続計画)、これらを支えるIT部門の「運用効率化・負荷軽減」がそれに当たる。
これらの3つの条件を満たしながらテレワークを実現する方法はさまざまにあるが、それぞれの対策を個々に整備するとなると時間と費用がかかる。導入するツール同士の相性を考えるなど、目利きも必要になる。
そんな中、全ての条件をまとめて解決できるため費用対効果が高く、可用性がある方法の一つがDaaS(Desktop as a Service:クラウド型仮想デスクトップサービス)だ。Daasのメリットとサービス選定のポイントとは何か。
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