SAP ERP移行問題の選択肢4つと基盤技術の押さえどころを考えるパフォーマンス、セキュリティを諦めないクラウド

サポート期限が迫るとされるSAP ERPを利用する企業は、この1年のうちに何らかの移行計画を組み立てる必要がある。パフォーマンスを犠牲にせずにクラウド移行を成功させる方法はあるだろうか。

2021年02月08日 10時00分 公開
[ITmedia]

 SAPが明言する「SAP ERP」のサポートは今のところ2027年までとされている。基幹業務全般に関わるシステムの問題であることから、更新や移行に当たっては、影響範囲の分析や移行計画の策定だけでも相当な時間が掛かることが予想される。SAP ERPユーザーはSAPが推奨する「SAP S/4HANA」に移行するかSAP ERPの延長サポートを得るか、全く別の選択をするかについて現状のハードウェア更新スケジュールをにらみながら、すぐにも決断する必要があるだろう。

 確かな性能と安定稼働が重視される基幹系システムの刷新はリスクが伴う。だが、現状維持で古いアーキテクチャを温存すると変化への対応力を高め難い。これからのERP基盤はどう選択すれば良いだろうか。スケジュールの考え方や移行パターンと併せてERPならではの外せない要件も見ていく。


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