属人化したExcelシートの山をどう集約? グローバル拠点のデータの可視化方法ばらばらな拠点や業務のデータを集約

ERPシステムだけで経営管理を実現するにはさまざまな壁がある。個別の業務システムや各拠点がばらばらに管理するデータを集約し、大量の「Microsoft Excel」処理を減らして効率化を図り、意思決定を支援するシステムを実現する方法とは。

2021年03月04日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 企業にとって統合業務(ERP)システムは当たり前の存在となった。各業務プロセスのデータをERPシステムに集約して精度の高い情報を集め、ビジネスインテリジェンス(BI)と組み合わせる。それによってビジネス状況のリアルタイムな把握が可能になり、迅速な意思決定や経営の効率化につながると言われてきた。

 しかしビジネスの多様化と目まぐるしい環境変化の中で効果的に経営管理をするには、ERPシステムとBIの活用だけでは不十分になりつつある。この傾向は、複数の海外拠点やグループ企業を持ち、事業が多岐にわたる場合に顕著だ。こうした企業では、各拠点の情報を「Microsoft Excel」(以下、Excel)で集計・管理する業務が多発する。担当者の負担だけでなく、集計時間の増大や集計ミスといった問題が、間違った意思決定を招くこともあるだろう。

 変化の激しい時代である現代の企業には、データ基盤としてのERPシステムとデータ分析のためのBIだけではなく、事業計画やシミュレーションのための「企業業績管理」(EPM:Enterprise Performance Management)が必要だ。だがその基となる複数拠点のデータ収集に膨大な時間と手間を掛けているうちは、迅速な意思決定は難しい。どうすれば効率的な管理連結を実現し、リアルタイムな計画作成や意思決定を支援するシステムを構築できるのだろうか。


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