管理不備が企業リスクに直結、DXに不可欠な顧客IDのセキュリティをどう担保するシンプルかつ強固なセキュリティの実現方法

デジタル化社会の到来により、個人にひも付く顧客IDの重要性が高まる中、サイバー攻撃や不正アクセス、情報詐取などからそれらをどう保護するかが課題となっている。DX推進に不可欠な顧客ID管理基盤を、セキュアに運用する方法を考察する。

2021年03月12日 10時00分 公開
[ITmedia]

 インターネットが消費者の情報収集手段として重視されるようになって久しい。2020年のコロナ禍は、インターネットが消費活動における重要なチャネルの一つとして、なくてはならないものであることを確実にした。現在も発展し続けるデジタル化社会の中で、個人にひも付く顧客IDの重要性が高まり続けている。

 一方で顧客ID管理の失敗がさまざまな問題を引き起こし、その盗難や紛失はリアル社会に直結する被害をも引き起こすようになった。このような事態を防ぐためにも、全てのB2Cサービスは十分なセキュリティが施されたうえで提供されるべきだ。しかし、自社が提供するサービス群が複数あり、個別に顧客IDを発行、管理している場合、一部サービスのセキュリティへの配慮不足が引き金となって思わぬ企業リスクに発展することがある。

 今、多くの企業が顧客IDの統合や管理に苦慮している。なぜ顧客ID管理は難しいのか。どうすれば顧客ID管理を統合し、B2Cサービスのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進できるのか。本稿は、具体的な課題とその解決策を探る。


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