勤怠や給与、評価、採用など人事業務ごとに個別システムを使うことで貴重な人材情報が分散し、人材やビジネスの成長に活用できていない企業は多い。Sansanの人事システム改善事例から解決法やIT部門と人事部門の望ましい協調体制を考える。
急成長する組織は往々にして、管理業務に関わるシステムが「つぎはぎ状態」になりやすい。規模の拡大に迅速に対応するために、部分最適のシステムを導入しがちになるためだ。しかし、つぎはぎだらけのシステムではいずれ業務効率が落ち、組織の成長を阻害しかねない。中でも人事システムは人事部門が独自に導入するケースが多く、IT部門や経営部門から見えないところで「つぎはぎ」の問題を抱えやすい。
こうした中、近年グローバル規模の組織を中心にHRIS(Human Resource Information System:人事情報システム)が注目を集める。HRISは人事関連の情報を一元的に集約し、管理するための仕組みだ。地域やグループ組織を横断した人材の一元管理に利用されることも多い。
つぎはぎを解消するには成長途上の企業であってもHRISのような仕組みが必要だ。事業拡大中のSansanも同種の課題を解消した企業の1つだが、導入成功にはIT部門の協力が欠かせなかったという。
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