労働人口の減少や残業時間削減の解決策としてRPAによる業務自動化に期待が集まっている。しかしRPAにはセキュリティやガバナンスを維持するのが難しいという課題もある。こうした課題を解決し、導入を成功させるために必要なスキルとは。
労働人口の減少が社会問題となり、定型業務の自動化のためにさまざまな企業がRPA(ロボティックプロセスオートメーション)を導入している。RPAで数万時間分の作業時間を削減するなど、大幅な効率化を達成した大手企業の事例がある一方、業務の標準化があまり進んでおらず、「関心はあるが使いこなせないのではないか」「費用対効果が出るか分からない」と導入に二の足を踏んでいる中堅・中小企業もある。
市場には、現場の担当者でも簡単に自動操作プログラム(bot)を開発できるRPAソフトウェアが次々に登場している。ただしこうした製品を試験的に導入したものの、使いこなせず挫折する企業もある。主な理由はセキュリティとガバナンスだ。権限管理や認証管理が適切でないままRPAを運用していると、「参照権限のないファイルから情報を取得していた」「不適切な承認フローでプロセスが進んでいた」といった事態が起こり得る。ガバナンスが不十分だと、管理者と作成者が誰か分からない「野良ロボット」問題も起きかねない。
中堅・中小企業がRPAに抱く漠然とした不安や、挫折の原因を解決するにはどうすればよいのだろうか。安全な手法でRPAを開発し、社内に定着させるための「3つのスキル」について解説する。
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