現場主導の「RPA」管理が失敗しがちな理由、鍵は「ガバナンス」強化全体最適はDXの第一歩

RPA(ロボティックプロセスオートメーション)の能力を最大限に引き出して使いこなすには、部門ごとの運用管理では限界がある。「野良ロボット」「休眠ロボット」などのリスクを回避し、ガバナンスを強化する秘策は。

2021年03月26日 10時00分 公開
[ITmedia]

 業務効率化を実現する方法の一つに、RPA(ロボティックプロセスオートメーション)がある。RPAソフトウェアで作成した自動操作プログラム(bot)にWebブラウザや業務アプリケーションなどの画面操作を任せることで煩雑な業務を自動化でき、作業量が膨大でも効率良く進められるようになる。

 RPAソフトウェアの中には、プログラミングスキルを持たない現場の担当者でも扱える簡便なものがある。情報システム部門と相談して導入する本格的なシステムに比べて、事業部門の判断で素早く導入できるRPAの方が魅力的に映る場合もある。しかし、現場主導のRPAの導入と運用には注意が必要だ。

 担当者の異動や退職に伴って管理者不明の「野良ロボット」が発生したり、作成したものの使わなくなった「休眠ロボット」がどれだけあるか把握が難しくなったりといった問題は、現場主導でRPAを運用する際に直面しやすい。このようなリスクを避け、組織の全体最適を目指してRPAを導入するこつは。


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