大規模な仮想サーバインフラとミッションクリティカルDBのクラウド化の現実解システムのクラウド移行に伴う不安を一掃

企業のクラウド利用が当たり前となった今でも、既存システムのクラウド化にはまだ課題が多く残っている。特に業務で使用しているミッションクリティカルなシステムの移行では、どうすれば課題を解決し、クラウド化を実現できるのだろうか。

2021年04月12日 10時00分 公開
[ITmedia]

 企業ITシステムのクラウド化の流れは、既に当たり前のこととして浸透し、要件の厳しくない新規のアプリケーションなどでの利用は、順調に進んでいるようだ。一方、既存システム、特に高い可用性が求められる大規模なVMware製品による仮想サーバ基盤や、ミッションクリティカルなアプリケーションを支えるOracle Databaseなどのデータベース基盤は、クラウド化が難しいシステムとなっている。これまでの実績がある確立された運用手法があり、万が一、災害が発生した場合でもシステムを止めないために独自の高可用性構成をとっていることもあるからだ。

 オンプレミスと同様の高可用性はクラウドでも実現可能なのか。これまで実施してきた安定した運用のための監視や管理手法は、クラウドでも使えるのか。また、クラウド化に伴い、既存アプリケーションに手を入れる必要が出てくるのかどうかも気になるところだ。

 その他にも、重要なデータを扱うためのセキュリティやガバナンスの確保に手間がかからないかどうか、どのような移行方法が最適なのか、移行や運用管理が複雑化してTCO(総保有コスト)が増えないかどうか。さらには、クラウド移行後の安定運用を支える技術者をどうやって確保するかなど、ミッションクリティカルなシステムのクラウド化では、多くの懸念材料が挙がってくるのが現状だ。

 とはいえ、クラウドには高い柔軟性や拡張性といった多くのメリットがあり、これまでクラウド化をためらいがちだったシステムにもクラウド化の波は必ずやってくる。その際、企業はどのクラウドを選択し、どのような方法でクラウド化に取り組めばよいのだろうか。ここでは、システムをクラウド化する際の“現実解”をお伝えする。


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