DX推進の壁を乗り越えるためのポイントはデータの“検索性”と“アクセス性”いま必要なデータプラットフォームの形とは

業務の迅速な遂行、安定的かつ効率的なシステム運用など、事業部門/IT部門双方のDXを推進する上で欠かせないデータ。だがクラウド活用でデータが散在する中で、その活用は困難になりつつある。いま求められるデータ活用基盤の要件とは?

2021年05月14日 10時00分 公開
[ITmedia]

 コロナ禍を受けて、ビジネスのデジタル化が加速している。こうした中、デジタルトランスフォーメーション(DX)の概念があらためて見直されている。経営環境の変化にスピーディーに応えられる「デジタルを前提としたビジネスプロセス/ビジネスモデルへの変革」が必要だ。

 この変革の柱となるのが「データ」だ。事業部門にとっては業務を迅速に遂行したり、ニーズの変化を発見したりする上でデータが不可欠となる。システム運用も同様だ。安定的かつ効率的にシステムを運用するには、日々の運用データを把握することが欠かせない。特にセキュリティ面では高度化し続ける脅威に対抗する上で、インシデントの迅速な検知と対処が不可欠となる。

 こうしたデータアクセスやシステム運用、セキュリティ対策、それぞれでデータ活用が要となっていながら、データとシステムがサイロ化し、「必要なデータの所在が分からない」例がある。これが現実だ。SaaS(Software as a Service)利用が盛んな今、データはパブリッククラウド上にも散在している。では事業部門とIT部門の双方が全社のデータを活用し、DX推進に生かすためにはどうすればよいのだろうか。必要な仕組みを聞いた。

※本稿は、@ITからの転載記事です。

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