「社内Macを安全に使う」が意外と難しい理由 どう管理すればよいのか?従業員端末の多様化を支えるには

業務アプリケーションのクラウド化によって、「Windows」端末だけでなく「Mac」のビジネス利用が進みつつある。Macのマルウェア対策やID管理を強化して従業員が安全に使えるようにするにはどうすればよいのか。

2021年05月31日 10時00分 公開
[ITmedia]

 かつて企業の従業員が利用するのは「Windows」端末が中心だった。しかし現在では、OSやWebブラウザに依存しないクラウドサービスの業務アプリケーションの利用が進んでいるため、Windows端末に縛られることなく自由に業務用端末を選べるようになりつつある。

 そこで進んでいるのが、「Mac」「iPad」「iPhone」などのApple製端末のビジネス利用だ。特にMacは、「macOS」「iOS」アプリケーションの統合開発ツール「Xcode」を利用するアプリケーション開発者にとっては必須となる。WindowsとmacOSの両方で利用できる業務アプリケーションが登場したことで、一般ビジネスユーザーの間にもMacが広がりつつある。

 さまざまなOSや端末が利用できるようになることで、エンドユーザーの選択の自由や利便性は高まる。しかし端末の管理を担うIT部門やセキュリティ部門にとって、Macは管理の負荷を増大させる要素となる。これまでは基本的にWindows端末の管理だけに注力していればよく、少数のApple製端末は「見て見ぬふり」をすることもできた。しかしApple製端末が増えると見て見ぬふりをしているわけにもいかない。管理するとなれば「macOSが更新されず、脆弱(ぜいじゃく)性が放置されたままになる」「複数の端末やアプリケーションを横断したID管理が煩雑になる」といった問題にも対処する必要が生じる。Macの管理は、まず何から始めればよいのか。


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