クラウドサービスを使う機会が急に増えた企業は、ネットワークの遅延やセキュリティ低下の問題に直面する可能性がある。こうした問題を抜本的に解決する、クラウド時代に即したネットワークのあるべき姿とは。
「Microsoft 365」「Salesforce」といった業務アプリケーションから「Cisco Webex Meetings」「Zoom」「Microsoft Teams」といったコミュニケーションツールまで、複数のSaaS(Software as a Service)を使うワークスタイルは新しい日常になりつつある。オンプレミスで長く運用してきた業務システムをIaaS(Infrastructure as a Service)に移行するケースも珍しくない。
IT管理者にとって、一般的にクラウドサービスは初期導入の作業負担が小さく、オンプレミスシステムに比べると運用管理もしやすい。しかし、これまでほとんどの業務システムをオンプレミスで運用していた企業は、クラウドサービスの利用が急速に拡大することで新たな課題に直面する可能性がある。
例えばインターネット向けのトラフィック急増に伴う通信路容量の逼迫(ひっぱく)や、IT部門の目が届かないところで従業員が勝手にクラウドサービスをはじめIT製品・サービスの利用を始める「シャドーIT」の横行といった課題が挙げられる。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴うテレワーク拡大に乗じたサイバー攻撃は深刻さを増しており、クラウドサービスの設定やネットワークの不備を突いたセキュリティ侵害も発生している。
クラウドサービスの利用がますます拡大する時代に即した、ネットワークとセキュリティの強化策とは。
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