「PC持ち出し+VPN」はもう限界? テレワークの急拡大にどう適応するか恒常化に向けた新たな一手

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行の中で社会的な要請が一気に高まったのが、ITを活用して業務を進めるテレワークの実施だ。しかし、VPNを用いたテレワークでは課題が噴出している。どうすればいいのか。

2021年06月15日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的流行により、十分な準備や検討の時間がない中、多くの企業は従業員の安全を確保するため速やかに用意できる手段でテレワークを実践してきた。ある企業は出張や外出の際に社内の業務システムにアクセスできるように設置していたVPNを従業員にテレワーク用として広く開放した。そうした方法を取ったほとんどの企業が複数の課題に直面している。

 コロナ禍に限らず、今後も「新しい働き方」の選択肢としてテレワークを恒常的に実施することを検討するなら、VPNの利用に伴う課題から解放されるIT環境とルールの整備が急務だ。テレワークの急拡大に適応したIT環境とはどのようなものなのか。

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