社外へPCを持ち出す機会が増える今、パスワードの漏えいや画面ののぞき見による情報漏えいを懸念する企業が増えている。だが、厳密過ぎる管理はかえってリスクを高め、従業員の負荷も増やしてしまう。これを解決するには?
働き方改革でテレワークが推進されていたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大がその普及を加速し、これまでオフィスで使っていたPCを社外に持ち出して業務を行うケースも増えている。2021年3月に富士通が実施したテレワーク課題に関するアンケート調査によれば、社外への持ち出しPCが増えたことで「パスワードの漏えい」や「画面ののぞき見」「PCの盗難などによる情報漏えい」を懸念する企業が増加傾向にあるという。
テレワークで使うPCの情報漏えい対策の一つとして、企業の情報システム部門の管理者は「より厳重で安全性の高いパスワード管理が必要である」と考えるだろう。しかし、パスワードのポリシーを厳しく定めて従業員にパスワードの定期的な更新を求めても、パスワードの管理そのものが不十分であればそうした対策は無意味だ。厳し過ぎるパスワード管理は業務効率を低下させることもある。
本稿では、働き方が多様化する中で発生し得るセキュリティリスクと、今すぐできるセキュリティ対策を解説する。
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