ビジネスがデジタル化し、システムの停止が企業活動の停止に直結するようになった現代、データ保護の重要性は増している。だが従来のバックアップ方式では、いざというときの復旧に不安が残るという。どうすれば対処できるのか。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響が長引く中、日本企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進の取り組みが加速した。巣ごもり消費の広がりやリアル店舗からオンラインショッピングへのシフトなど、企業はITを活用することで危機を乗り越えて事業を継続させている。この傾向は、これまで以上にシステムの停止が企業活動の停止を意味する状況をつくり出した。
事業を継続させるために、従来のバックアップによる対策が必須であることは間違いない。だが、DXの取り組みが進みITと企業活動が切っても切り離せなくなった今、「バックアップを取っていれば大丈夫」とは言えなくなってきている。では何が足りないのか。時代に即したバックアップシステムが持つべき機能や事業継続に欠かせないポイントを説明しよう。
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