Excel集計と根性論が生む赤字案件 開発現場に必須のプロジェクト管理とはDX時代に留意すべきプロジェクト管理の鬼門と成功のポイント

システム開発で利益を創出するためには、プロジェクトの進捗を正しく把握し、予実管理や原価管理による収支管理が必須だ。丼勘定では赤字を生みかねない。忙しい現場を助けるプロジェクト管理の手法とは。

2021年07月14日 10時00分 公開
[ITmedia]

 DX(デジタルトランスフォーメーション)が進み、システム開発の需要が高まっている。追い風に乗っているはずのシステム開発現場だが、中には“赤字プロジェクト”を出してしまうケースもあるという。

 気付かないうちに開発工数が膨らみ、想定以上の人件費がかかってプロジェクトが赤字化するケースは企業規模にかかわらず起こり得る。当初の予算計画と実績を比較する予実管理やコストの総計を可視化する原価管理を徹底することが対策となるが、刻一刻と状況が変わる多忙な開発現場でリアルタイムに現況を把握し、適切に収支を管理することは容易ではない。

 SaaS(Software as a Service)連携ツールなどを開発、提供するストラテジットの立原 圭氏(代表取締役)と、プロジェクト管理ツール「Backlog」の開発元として知られるヌーラボの橋本正徳氏(代表取締役)は、こうした開発現場の悲惨な状況を問題視し、問題の発生原因と解決策を語り合った。

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