5Gで働き方やライフスタイルはどう変わる? アイデアソンで見えた驚きの着想「通勤可能な範囲に住む」はもう古い?

自動運転など限られた範囲でしか活用されていない印象のある5Gだが、今後は新たな働き方やライフスタイルを創造していくとみられている。レッドハットによる「アイデアソン 2021 Spring Online」の模様から、驚きのアイデアを紹介する。

2021年07月29日 10時00分 公開
[TechTargetジャパン]

 「高速で大容量の通信、低遅延」が特徴の5G。スマートフォンで利用できるエリアは拡大しているが、自動運転やスマートファクトリーといった限られた範囲でしか活用されていない印象がある。

 そこで、5Gを活用した新しい時代の働き方やライフスタイルのアイデアを考えようと企画されたのが、レッドハットが2021年5月22日に開催した「Red Hat アイデアソン 2021 Spring Online 5G/Edge編」だ。

 アイデアソンでは「ニューノーマル時代の、『働き方』『ライフスタイル』『遊び方』をアップデイトしよう」というテーマの下、さまざまな「新しい価値」を生み出す取り組みが紹介された。本稿は最優秀賞を受賞した「Ocean life powered by 5G」を取り上げる。Ocean life powered by 5Gは「生活圏を陸上から海上に拡大する」というスケールの大きなアイデアだ。

 海上では4G/LTEの電波を利用できないことが多いため、衛星通信サービスを使ったネットワークがよく使われるという。だが衛星通信サービスはデータ通信速度が遅く、大容量の動画を見たりテレビ会議をしたりといった「陸上と同じ使い方」には向いていない。

 Ocean life powered by 5Gは海上に5Gの基地局を設置し、陸上と同じレベルの通信インフラを確保することでこうした課題を解決するアイデアだ。津波の予測や海上事故の救援にも活用できるという。

 このアイデアを考えた「Team タケコプター」のメンバーにアイデア創出に至った経緯と、限られた時間内でアイデアを創出するポイントを聞いた。


提供:レッドハット株式会社
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