海外の拠点が命取りに、グローバル企業の死角を狙う攻撃とその防御法セキュリティ対策とガバナンスの不安を解消

海外拠点やグループ会社を踏み台にしたサイバー攻撃が横行している。国内本社の対策を徹底するだけでは、グローバル企業のセキュリティ対策として十分ではない。対策の穴を埋める方法を専門家が教える。

2021年09月22日 10時00分 公開
[ITmedia]

 グローバルで事業を展開する企業の中には、国内拠点のセキュリティ対策は徹底していても、グループ会社や海外拠点の対策が現地まかせになっているケースがある。

 企業と同様、サイバー攻撃も“グローバル化”している。海外拠点の脆弱(ぜいじゃく)性を突破口に国内本社のネットワークに侵入して、重要機密情報を盗む手口が報告されているという。国内拠点のみ強固な対策を講じているだけでは、グロール企業のセキュリティ対策としては不十分だ。

 こうした対策の穴を埋め、セキュリティを確保しながらデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるためには何が必要か。有識者に話を聞いた。

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