Teamsと使いやすいグループウェアで、現場も運用も楽なテレワーク環境をつくるポイントはツールの連携とクラウド移行

テレワークを本格化させようとシステムを見直す企業が増えている。そこで課題になるのが、Web会議などの必須ツールを現場がスムーズに使え、運用やコスト負担も少ない環境をどうつくるかだ。テレワークを賢くアップデートするポイントは。

2021年09月30日 10時00分 公開
[ITmedia]

 長引くコロナ禍やデジタル時代への適応に向けて、かつては「急場しのぎの施策」だったテレワークを一歩進め、本格的な環境を備えた「恒久的な働き方」へ切り替える企業が増えている。

 テレワークの導入に合わせて、Web会議ツールやチャットなどテレワークに「必須」のアプリケーションを導入し、出社を前提とした既存の仕組みに付け加える形でコロナ禍をしのいできた企業も多い。

 しかし、テレワークのために導入を進めたシステムを見直さずに来てしまった、という企業は多いのではないだろうか。

 グループウェアをはじめとした社内システムに接続する際、毎回VPNを立ち上げなければならない状況は多くの企業で生じていることだろう。急に導入した「Microsoft Teams」といったWeb会議システムをうまく使いこなせず、会議に招待されたメンバーがURLを見つけられずに右往左往してしまう事態もよく耳にする。

 テレワークを本格化させるには、現状のシステムの「不便」を放置せず、システムを見直す必要がある。例えば、Web会議は従業員にとって使い慣れたスケジューラーやグループウェアなどと連携させることでよりスムーズに使えるようになる。

 現場と運用部門双方の負担を減らしつつ、「テレワーク環境の最適化」を確実に実行する鍵とは何か。

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